自分で選択することの大切さについてのお話です。
モンテッソーリ教育では、「子どもの自主性」を大切にします。
子ども達が自分で選び、自分で決めること。
長い人生では、何度も選択をせまられます。
親が親の都合で子どものことを決めてしまって、自分で選択してこなかった人たちは、「選ぶ」ということがとても難しくなります。
それでは大人になった時困ることが目に見えていますよね。
小さい内から選択肢を与えてあげて、「自分で選ぶ」練習をすることがいいそうです。
選択肢はふたつ
0~3歳くらいの時から二者選択の練習を始めるといいそうです。
なにも難しい事はなく、
「バナナとりんご、どっちを食べる?」
「どっちの服を着る?」
など、日常生活で気軽に取り入れられます。
はじめからたくさんの選択肢があると決められないので、選択肢は2つから。
2つしか選択肢がなくても、子供は「自分で決めた」ことがうれしいはず。
子どもの選択したものは、その通りにしてあげることが大切です。
わが家では、朝食のくだものを選んだり、使うコップを選んだりしています。
「いやいや期」にも有効、かも
1~3歳にかけての「いやいや期」と呼ばれる時期。
なんでも自分でやってみたい、思った通りにしたい、と自己主張が激しくなる時期です。
親は毎日戦いですよね。
本当は付き合ってあげたくても、時間がないなか子供につきっきりというわけにもいかないし……。
「服を着て!」
「ごはんを食べなさい!」
なんてついつい声が大きくなっていませんか?
その気持ち、わかります。
でも、そうすると子どもも「いやー!」とますます抵抗が激しくなり、泥沼状態に……。
そんなときにも焦らず「選択」させてみましょう。
「この服とこの服、どっち着る?」
「ごはんとパン、どっち食べる?」
選択肢を与えると、案外すぐに「こっち」と決めて着替えたりごはんを食べたりするかもしれません。
結局どちらも親が与えた限られた選択肢ですが、子どもはそれだけで「自由」をもらえたように感じてやる気になります。
ただ、3つも4つも選択肢があったり、知らないものだと混乱するので、「知っているもの」を「2つ」がベストです。
遊びも子どもに決めさせて
モンテッソーリ教育の教具でのお仕事は、子どもが何をするか自分で決めます。
興味をもったもののやり方を教えたり、子供の様子を見て、「これやってみない?」とうながすことはありますが、基本的には子どもが自分で決めてやり始め、自分で終えます。
特別教具を使ったお仕事をしていなくても同じです。
普段の遊び、お子さんが自分で選んだものですか?
「これで遊んだら?」
と押し付けたり、遊んでいる最中に、
「こっちも面白そうだよ」
と遊びを中断させて別のことをやらせたり、していませんか?
子どもをほおっておけというわけではなく、子どもの邪魔をしないであげてほしいのです。
一緒に遊んであげることはおおいにいいことだと思います。
ただ、子どもが何で遊ぶか自分で決め、遊び終える時も子どもが決められるように配慮してあげてほしいと思います。
なかなか100%は難しいですけどね(^^;
そういう心構えでいると、子供のことがよく見えると思うのです。
わたしもついつい、「これで遊んでほしいな」なんて思うことがありますが、「いや、まてまて」と自分を落ち着かせています。
それを心に留めておくと、「こうしたらいいのに」とか「なんでこうできないの」とイライラすることが少なくなると思いますよ。
じっくり落ち着いて子どもを見ていると、
「こんなことができるようになったんだ」
「こういうことが楽しいんだな」
と知らなかった部分が見えてきて、面白いです。
わが家でも娘の「自分で選択する力」を大切に育てていこうと思います。
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