明日は桃の節句、ひな祭りですね。
わが家でも2月から雛人形を飾っています。
義母の手作り。
いつ見てもすごい(^^)
こちらはわたしの母からもらったタペストリー。
ひな人形を用意しようかとも言ってくれたのですが、わが家には飾るスペースも保管するスペースもなく断ったところ、これなら場所をとらないでしょとプレゼントしてくれました。
保管する時はくるくると丸めて押入れのすみっこへ。
収納が(夫の本で圧迫されていて)少ないわが家にぴったりのおひな様たちです。
さて、節分と同様、ひな祭りの意味がよくわからないわたしです(^^;
今後子供に説明するために、またまた調べてみました。
ひな祭りの意味は?
3月3日は桃の節句と呼ばれ、日本の五節句のひとつです。
もともとは中国から伝わった上巳(じょうし)の節句だと言われています。
中国では3月3日に人形に息を吹きかけることで自分のけがれを移し、水に流す風習があったそうです。
それが平安時代に日本に伝わりました。
もともとは女の子限定ではなく、穢れや災いを払い、無病息災を願う男女共通の行事だったようです。
紙や草でできた人形にけがれを移し、川に流す「流し雛」を行っていたとされ、現在でも日本各地に残っています。
室町時代ごろに女性の間で「雛遊び(ひいな遊び)」が流行し、かわいらしい雛人形が作られるようになると、次第に飾るようになっていったそうです。
そこから江戸時代頃には「雛人形を飾り、女の子の健やかな成長と健康を祝う」行事として定着していきました。
上流階級では人形が守ってくれるようにと願いを込めて、嫁入り道具のひとつになっていたそうですよ。
ひな人形を飾る時期
特にこの日から飾らなければならない、という日はないようです。
しいて言うなら、節分の豆まきで鬼を祓った翌日からがいいそうです。
特に二十四節季の中の「雨水」の日に飾ると良縁に恵まれる・良い伴侶に巡り合うと言われているそうです。
「雨水(うすい)」は立春から15日目の2月19日頃。
雪が雨に変わり、草木が芽吹き始める時期だそうです。
では、片付けの日はというと、「啓蟄(けいちつ)」の日のお天気のいい日がいいそうです。
この日は雨水の次の節目にあたるので、季節の節目を越える前に片付けましょうということでしょうか。
「啓蟄」とは「冬籠りの虫が這い出る」時期を指すそうです。
子供の厄を引き受けてくれたひな人形を虫が出てくる前にお片づけしましょう、ということでしょうか。
ひな人形を出しっぱなしにしておくと婚期を逃す、というのは俗説のようですが、引き受けてくれた厄を遠ざける、人形が日焼けしたり汚れたりする前にお片づけをするしつけ、という意味でも約半月楽しんだ後にはさっとしまうのがいいようですね。
ひな祭りの定番の食べ物の意味は?
菱餅もあられも、白、緑、桃色ですよね。
それぞれ、
白…(雪)
緑…(草や大地・木々の芽吹き)
桃色…(桃の花・生命)
の意味が込められています。
また、もともと緑はよもぎ、桃色はくちなしで色をつけられていて、それらは邪気を払うとされていたのだとか。
菱餅の形は心臓・心を表していて、菱餅を食べやすく・持ち運びやすくしたのがあられ、という説があるそうです。
はまぐりもよく食べられますが、はまぐりの貝殻は対でないとぴったり合わないことから、良縁を願う意味だそう。
ちらし寿司は彩りがよく、縁起のよい具材を使ってお祝いの席にふさわしいことから定番料理になったと考えられています。
節分でもそうですが、日本のお祝いにはお寿司はつきものですね。
わたしの中でひな祭りは甘酒のイメージでしたが、実はそれは間違いだったようです。
もともとは白酒というりっぱなお酒で、大人の女性が飲んでいたよう。
でもせっかくなので体にもいい甘酒を作って娘と楽しもうかな。
子供に伝える時には
元々上巳の節句がどうやら言っても1歳児には分からないと思うので、
「ひな祭りは○○が元気に大きくなることを願うための行事で、雛人形は○○を守ってくれるんだよ」
くらいにしておこうかと。
年齢が上がったら一緒に調べても面白そうですね。
ひな祭りの絵本
ひな祭りを楽しむために、おひな様を飾っている間に親子で絵本を読むのもいいと思います。
色々調べてみて、今後用意しようかなと思っている絵本をご紹介します。
「みんなでおひなさま!」 木村裕一作
こぐまのくーとまーがおひな様を作る様子を描いた仕掛け絵本です。
ひな祭りに親しむ第一歩として親子で楽しむのによさそうです。
「もりのひなまつり」 小出保子作
おひな様がねずみと山でひな祭り会をして……という、おひな様がおでかけしてしまうお話。
すました顔をして座っているおひな様を見るばかりなので、こういうお話も楽しそうです。
絵もやさしいタッチでほっこり。
「ひなまつりにおひなさまをかざるわけ」 瀬尾七重作
流し雛についてのお話が兄と妹の兄弟を通して語られているお話です。
5歳くらいになったら、ひな祭りの起源が描かれたこちらの物語を読んでみるのもいいなと思いました。
今回はひな祭りについて調べてみました。
当たり前と思っていた行事も知らないことがたくさんありますね。
ひな祭りの絵本も調べてみたらたくさんありました。
年齢によって理解度が違うと思うので、ひな祭りの本を増やしていくのも楽しそうです。
図書館で探してみようかな?
毎年この記事を振り返ってひな祭りの意味を教えつつ、子供とひな祭りを楽しもうと思います。
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