娘が3歳になり、『性教育』気になっていました。
気になり始めたのは、こちらの本から。
『はじめて出会う育児の百科』。
たまに読むと発見があります。
こちらの本に、性教育に関するページがありまして。
性教育は2~3歳の頃からはじめられるよ、とあったんです。
それが衝撃で。
漠然と、もうちょっと大きくなってからかな?というイメージでした。
幼児の内から教えるのは、『性犯罪から守るため』だというので、それも驚きで。
これは、親が性教育について勉強せねばと思いました。
そこで、本屋さんで目に留まったのがこちら。
『おうち性教育はじめます』でした。
この帯ですよ。
3~10歳が実は大切!
まさに娘は3歳。
自分や親の体にも興味を持ってきています。
どう伝えればいいのか教えてください!
藁にもすがる思いで本を手に取ったのでした。
こちらの本は、ほぼ漫画で話が進んでいきます。
なので、とっても読みやすい!
『一番やさしい!』と謳っているだけあります。
漫画は、性教育に悩む数人の親と村瀬幸浩さんの会話で進んでいきます。
幼児~思春期の子供を持つお母さん、お父さんの悩みなので、共感できるところがたくさんあります。
子供に伝えるための言葉もわかりやすく書いてあり、まさに親のための性教育の教科書という感じです。
そして、ありがたいポイントが。
表紙をはずすとこんな感じで、
棚に置いてあっても、外で読んでも恥ずかしくない!(←重要)
わたしは仕事の昼休憩に読もうと、とりあえず表紙を外してみるとこれだったので感激しました。
知らなかったので、一瞬カバーをすべきか迷ったんですよ。
細やかな気配り、素敵です。
読んでみて驚いたのは、日本の性教育がかなり遅れていること。
一方で、世界の約6割のポルノが日本で作られていて、『性産業先進国』と呼ばれていること。
AVや漫画のアダルトなポルノ商品はあちこちで手に入る環境なのに、正しい性教育が行われていないことに恐ろしさを感じました。
こういった商品は一種のファンタジーなので、暴力的だったり支配的だったりするものも多いですよね。
子供がはじめに触れる性の物語がそんなものだったらと思うと……。
村瀬先生は、
性教育は「いのち・からだ・健康」の学問
性は知識や学習によって形づくられる「文化」であり
そのしくみの基本はまず「自然科学」
そしてこれからの世の中を生きていく人格を育てるのに必須の
「教養・知性」なんだ
と本の中で語っていらっしゃいます。
性教育を家庭で正しく行っていくことで、
・性的トラブルを避けられる
・自分の性や体に対して肯定的に捉えられるようになる
→「自己肯定感の高い人間」に育つ
というメリットがあるそうです。
これってすごいことですよね……!
日本では、
『性』=『いやらしいこと』
とされて、長年、『寝た子を起こすな』と、性教育は良いこととされていなかった。
オランダでは、性教育が義務だそうです。
早く性行為のことを知ると、興味を持ってしまうのではないか?
とつい思ってしまいがち。
ですが、オランダでは15歳までの性交渉体験率が低いそうです。
事実を知っているからこそ、安易に行ってはいけないと、慎重になるのかもしれませんね。
この本では、
『おうち性教育』=『子供の幸せを守るための教育』
なのだとわかりました。
日本でももっと性教育に力を入れて欲しいですが……
きっと、すぐにはかわらないと思います。
子供はあっという間に成長します。
学校がかわるのを待つのではなく、おうちで性教育、やってみようと思います。
声に出して説明する練習が有効だそうです。
こっそり練習しておこうと思います。
▼大阪のこの学校では、独自に「性・生教育」を取り入れて、”生きる教育”をはじめていらっしゃいます。
全国に広がるといいなぁ。
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