『くまさんくまさん』
娘が2歳の頃わが家にやってきた絵本です。
3歳の今でも大好きな絵本。
2歳当時、他の絵本よりも文字量が多くて夫もわたしもびっくりしました。
というか、読むのが長くてちょっと大変^^;
こちらは、有名な『ぐりとぐら』と同じ作者の方々。
なかがわりえこさんとやまわきゆりこさんのタッグで描かれた絵本です。
くまさんに一体何が起こるのか!?
……何も起こりません。
くまさんの生活がたんたんと描かれた絵本です。
くまさんが朝起きて、歯みがきして、ご飯を食べて……。
といったことが、つらつらと続いていきます。
大人には単調に感じられますが、子供には楽しいらしいのです。
最近、娘とハンカチを洗濯板で手洗いしてみました。
その時娘の頭に浮かんだのがこの絵本だったようで。
「くまさんよ!」
と。
最初なんのことやらと思っていましたが、ハンカチを干して、乾いたらアイロンをかけてと一緒にしていると、またまた、
「くまさんアイロンかけるよ!」
そこでようやくわたしも、
「ああ、絵本のくまさんね」
と思い出しました。
確かに、絵本の中でくまさんはハンカチを洗って、干して、アイロンをかけているのです。
そしてくまさんは、三角に折ると胸のポケットへ。
娘も三角に折って、得意げに
「三角!」
と言っていました。
さらに、わたしが食器を洗っていると、
「○○ちゃんがする!くまさん!」
と食器洗いを希望。
くまさんは絵本の中で食器洗いもしています。
娘には自分の食器を洗ってもらいました。
なんだか真剣な顔をして、時間をかけて洗っていました。
よく覚えているものですね。
絵本を通じて、
日常生活ではこんなことが行われている、
くまさんがやっている、
自分もやってみたい、
そうなるようで。
実際にくまが服を着て家事をすることはないので、フィクションだけれども、娘の中にはしっかり根付いている。
繰り返し読む絵本の力ってすごいなと改めて思ったのでした。
起承転結のない絵本って、大人には「なにが面白いの?」となりがちですが、小さな子供にはどんなことも何かにつながっていくのだろうな。
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