縫いさしのお仕事を用意しました。
子供に縫い物をさせるという発想がまずありませんでしたが、モンテッソーリ教育では3歳くらいから縫いさしのお仕事をはじめます。
縫うと言っても、最初は先が指に刺さらないとじ針を使って、色紙を縫います。
大きな針と布のようにふにゃふにゃしない紙を使って、『縫う』体験をしていくのです。
すごい思いつきですよね^^
『縫う』動作には、
ひもを『通す』
紙に『穴をあける』
ひもを『結ぶ』、またはテープを『貼る』
などの様々な動作を伴います。
これまでのお仕事で得た体の動きを合わせてはじめてできること。
興味を持つかな?とわくわくしながら用意しました。
用意したもの
こんな形で用意しました。
手芸用のはさみ(セリア)
とじ針
かるこ
かるこのふたにする、えんぴつグリップ
コルク
細い毛糸
マスキングテープ
色紙
穴あけの道具は、穴をあけるお仕事で使っていたものです。
www.nonbiriseikatubibouroku.com
色紙に適当に図案を書き、用意します。
最初は1本線からはじめます。
途中であきらめてしまわないように、単純で小さめの図を増やしてあげるといいです。
線を描き、縫うところに点を描きます。
点の数は必ず偶数個にしておきます。
縫いはじめと縫い終わりが裏にくるようにするためです。
縫いさしの手順
1、点にかるこで穴をあける。
終わったらかるこにふたをして入れ物に戻す。
2、針に糸を通す。
小さい子は、あらかじめ糸を切っておいたり、針に糸を通して玉止めまでしておいてあげる。
3、図案を裏返し、端から穴に針を通してひっぱる。
図案を表にし、次の穴に針を通してひっぱる、を繰り返す。
4、最後まで縫えたら、5~10㎝程度残して糸を切り、かた結びをする。
うまく結べない子はテープで貼り付ける。
(マスキングテープを用意しましたが、セロテープの台があればそちらがいいです。)
やってみたら
やりたがるだろうか。
最後までできるだろうか。
ドキドキしながら提示しましたが、結果、すごくやりたがりました。
初日から次々とやりたがり、追加で図案を描くまでに^^;
点に穴をあける時も、穴に糸を通す時も、ふらふらしながらも最終的にはきちんと狙いを定めてできていました。
真剣な目ですごい集中力。
できた時はとても達成感に満ちた顔。
穴あけのお仕事単体よりも、穴あけに集中していました。
用意する側の難しさもいくつか感じました。
ちょうどいい図案。
糸の長さなど。
糸が長すぎても短すぎてもやりにくそうで。
子供の家の先生方のご苦労を垣間見ることができます^^;
自分で糸を針に通せるように、あらかじめ糸を切ってこんなものを用意。
厚紙で作ってみました。
これにちょうどいい長さの糸を巻いておけばいいかなと。
図案は最初は簡単なものから。
徐々に変化をつけていきます。
慣れてきたらすいすいお手の物。
5歳くらいにはクロスステッチもできるようになるようですよ。
縫いさしについては、こちらの本を参考にしています。
お裁縫は小学校で習うものだと思っていましたが、3歳くらいからおうちで親しむことができます。
就学前に身に付けて置くのがいいそうです。
男女関係なく楽しめますよ^^
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